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2006年03月21日

●消えた父を探して

ikegami5y7.jpg池上一郎博士文庫創立5周年紀念祭に来られていた阮美[女へんに朱](げん・みす)さん(78)が、『台湾二二八の真実 消えた父を探して』、『漫画 台湾二二八事件』(いずれもまどか出版)を日本で出版した。

について知る日本人は少ないが、台湾の歴史においては重要な出来事として位置づけられている。

日本時代が終わりまもなく起こった国民党による台湾人粛清の出来事であり、初期には日本人が仕組んだものという噂も流れたそうだ。

阮さんの父親は、二二八事件の被害者であった。
(げん・ちょうじつ)氏は当時、台湾人の有力新聞「台湾新生報」の社長を務めていたが、事件発生数日後に官憲により自宅から連行されたまま行方知れずとなった。
父を深く愛していた阮さんは、衝撃と深い悲しみの中、それ以後の人生を父親の行方探しと二二八事件の真実追及に費やしたのだ。

阮さんの父親探しの旅は、九七年二月、事件からちょうど五十年後に大きなピリオドを打つ。
事件当時、警備司令部の運転手だったという老人が訪ねてきて、阮朝日氏ら三人を車で台北市郊外の山に運び、そこで銃殺される現場を目撃したと告げたのだった。

二二八事件の責任者は、長らく当時の台湾省行政長官、陳儀(ちんぎ)とされていたが、陳水扁・民進党政権下の総統府国史館は2月、ついに「最大の責任者は蒋介石」とする報告書を発表した。

台湾民主化後の97年に台北市の総統府近くにできた「二二八記念館」には、手のひらと足を針金で通され数珠つなぎにされた犠牲者たちが、国民党軍により背後から銃撃され、基隆川に落とされる衝撃的なシーンが絵と写真で紹介されているが、その事件で奇跡的に助かった犠牲者の一人を探し出し、生々しい証言を得たのも阮さんだった。
阮さんは台湾南部に私設「二二八記念館」をつくり、歴史を後世に伝える努力をされている。
また他の被害者の家族も私設記念館をつくり頑張っておられる。

二二八事件は、近年日本でも紹介されることが多い。
台湾現代史でもある(さい・こんさん)著『台湾人と日本精神 日本人よ胸を張りなさい』(小学館文庫)には、時代背景とともに詳しく書かれている。

阮さんは、「父が戦前、日本で学んだことに始まる日本との深い因縁、二二八事件で連行された父の連行後の記録の一部を初めて発見したのが日本だったこと、なにより、日本の方々に二二八事件の真実とその意味を知っていただきたかったからです」と日本での出版の理由を話している。

さらに「台湾人はもとより、台湾を五十年余り統治した日本人も戦後台湾でおきた惨劇を知ることで、公正な歴史認識を持ち、自分たちのアイデンティティーを確認し、民族間の和解も可能になるのでは」

全くその通りだ。

我々も先人が日本時代をどう台湾と関わったのか、どう生きたのかを知ることは、日本のアジアにおける歴史を正しく見つめなおすいいキッカケになるのではないだろうか。

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コメント

TBを私も貼り付けましたがコメント同様消えていました、ひょっとすると赤マントの仕業でしょうか(^_^)

以前の台湾は蒋介石・欧陽菲菲・テレサテン・OEM・小さな国ぐらいのイメージでした、しかも蒋介石は良い人物像、しかし2.28事件を皮切りに史実が明らかになってくると驚きと怒りの連続でした、台湾人も歪曲の歴史があったり、残虐行為に遭遇された方々も口には出せない国情があったでしょう、でも今は台湾の国民も過去の史実を知り、世界中のメディア等を通じ、道理にかなった正しい判断がなされ、自由意志によって自ずと個人の価値や人格の尊厳性を重んじ、人間の自由な思想・活動の出来る建国に当たられる事でしょう。

>vanさん、コメント感謝。TBはいっていますよ。
アジアの中で真の民主国家になっているのは台湾ではないでしょうか。日本が本当に付き合っていくのは、まずは民主国家です。
台湾へのご理解は現地視察でタップリ深めてください。百聞は・・・といいますから。(^_-)-☆

陳水扁さんは韓国など各国から栄誉博士号をいただいているようです。

 http://info.gio.gov.tw/ct.asp?xItem=15050&CtNode=3483&mp=1
  中華民国(台湾)行政院新聞局

  陳總統簡傳
 
   相關著述及榮譽學位

   計獲有
   韓國慶南大學榮譽法學博士、(韓国)
   韓國龍仁大學政治學榮譽博士、(韓国)
   俄羅斯經濟學院經濟學榮譽博士、(ロシア)
   宏都拉斯自治大學榮譽博士 及 (ホンジュラス)
   巴拉圭亞松森大學榮譽博士等榮譽學位。
          (パラグアイ・アスンシオン大学?)

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